皆さんこんにちは。YUKIの飼い主です。
一般的に普及している「オムニコート」について、少し調べましたので
軽い読み物として楽しんでいただけると幸いです。
オムニコートとは?
オムニコートは砂入り人工芝コートのことを指しています。
ただし、このオムニコートという名称は住友ゴム㈱の商標らしく、他社も同様に砂入り人工芝を
発売していますが、一番最初に売り出し始めた住友ゴム㈱の呼び方が普及したようです。
なんか高耐久とか色々種類あるらしいですよ。
カラーも緑だけではなく、青とかもあるらしいです。
食品用ラップのことを「サランラップ」と言ったり、傷口を保護するカット絆創膏を「バンドエイド」と呼んだりするのと同じですね。(地域性があるかもしれませんが)
日本でのオムニコート普及率
日本では以下の5種のコートが普及しています。
・オムニコート
・ハードコート
・クレーコート
・カーペットコート
・グラスコート
この5種のコートがあるなか、オムニコートは21年時点で約50%も占めるそうです。
このオムニコートの普及率に関して、ジュニア育成の観点から伊達公子さんが苦言を呈しているのは結構有名な話ですね。
オムニコートのメリット、デメリット
伊達公子さんが苦言を呈しているにもかかわらず、なぜオムニコートはこんなにも普及率が高いのでしょうか?
オムニコートのメリットは以下の通りです。
・メンテナンスが楽
オムニコートは使用後のブラシ掛けを行っていれば、それなりに長い期間コンディションの保持が可能です。
目砂が少しずつ減っていきますが、人工芝の隙間に入り込むため風等で飛んでいくということはなく、砂が減ってきたと感じたタイミングで定期的に補充すれば問題ありません。
人工芝の下は施行時に舗装するので、凹凸も発生せず、水も浸透するよう施行するので水たまりもほとんど発生しません。
生涯スポーツとして老若男女問わず競技人口が多く、また年間の降雨量が多い日本にとってはメリットしかないコートですね。
これがクレーだと砂は抜ける、凹凸は発生する、水はたまるで、これを解消するために人や機械を使って毎回整備するのは大変ですね。
グラスコートは天然の芝を育成しなければなりませんし、大変さは言うまでもありません。
・怪我しにくい
テニスをしていて怪我というと、テニス肘や肩等の関節の怪我もありますが、ここでは転倒における怪我のことを指しています。
オムニコートやクレーコートはスライディングがやりやすく、滑ることで足腰への負担が軽減されます。
滑るがゆえに靴はハードコート用とは別にオムニ・クレー用として分類されたものが発売されています。
・球速が遅い、バウンドが低い
プレイヤーが打ったボールは地面にバウンドしますが、オムニコートやクレーコートは反発力が低いためバウンド後の球速が遅くなります。
球速が遅いとラリーは長くなるので、いっぱいラリーできるとその分楽しい!ということですね。
これは世界を見据えた競技者にはデメリットになります。
伊達公子さんが苦言を呈しているのはこのあたりの点ですね。
特徴だけ拾うとオムニコートはクレーコートの上位互換のように感じますが、世界的には全く普及していないことから、世界を見据えて競技を行うのであればオムニコートのプレーを覚えるのではなく、同じ特徴ならクレーコートの戦い方を習得すべきだろうということですね。
まとめ
少し調べただけでしたが、知らないことがたくさんありました。
また分かったことがあれば随時追記しますので、たまに覗いて頂ければと思います。
ではでは。
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